プルトニウム大国 2012 12 1

 昨日(11月30日)、数にして11の党による党首討論会が、
日本記者クラブ主催で開催されました。
 私の感想としては、
「多くの政治家は、無責任である。逃げている」と思いました。
 その理由は、なぜか。
私は、2012年9月22日に「プルトニウム大国」という文章を掲載しました。
 この文章のなかで、「日本は、プルトニウム大国である」、
「日本は、すでにプルトニウムを40トン以上保有している」と書きました。
 これは、単純計算で、核兵器を4000発以上作れるという計算になります。
もちろん、現実には、どんなに頑張っても、500発が限界だと思います。
 さて、このようなプルトニウムをどうするか。
現時点で、日本が取れる選択肢は、
原子炉でプルトニウムを再び燃やすか、
あるいは、核兵器に変換して保管するか、どちらかです。
 私は、別の方法についても、何度も書いています。
それは、新型原子炉「トリウム熔融塩炉」を作れば、
核兵器の原料となるプルトニウムを燃やし、
なおかつ、プルトニウムを減らしていくことができます。
 いずれせよ、2012年9月18日の日本経済新聞Web刊にあるように、
「日本が原発を止める一方で、
使用済み核燃料の再処理を続けた場合、
核兵器の原料となるプルトニウムが日本国内に大量にたまる懸念がある。
 原発の稼働をゼロにすれば、
使用済み核燃料を再処理して取り出したプルトニウムを
再び燃料の一部として使うことが不可能となり、核拡散の恐れが出てくる。
 政府が原発を止める一方で再処理を続ける方針を決めたのは、
再処理工場を持つ青森県の反発に配慮したため。
 原発の稼働をゼロにするためには本来、
地中などに使用済み核燃料の最終処分場をつくる必要がある」とあります。
 この問題をどうするのか。
日本は国土が狭いため、
使用済み核燃料の最終処分場を造ることは、現実には困難です。


























































































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